圧倒的な耐風圧力性能とシームレスな断熱 金属屋根用外断熱システム レオフィットルーフ 資料請求

屋根材に裏打ちされた非常に高い粘接着力を持つ特殊粘性ゴムを専用防水シートに接着し、一体化させることで屋根材を面固定する工法です。防水、耐風圧、断熱等における圧倒的な機能性と、様々な屋根形状に対応できる高い意匠性を同時に実現しました。

システム構成

レオフィットルーフ断熱工法(RC用)(二重メンブレン防水 金属屋根外断熱工法)とレオフィットルーフ工法(RC用)(二重メンブレン防水 金属屋根工法(断熱なし))の構成図

レオフィットルーフ(屋根材)

特殊粘性ゴム(ブチルゴム系粘着層/厚さ1mm)が裏打ちされた金属屋根

レオフィット防水シート(ブチルゴム系防水シート)

片面粘着タイプの特殊粘性ゴムシート(厚さ1.2mm)で、表面に樹脂不織布の保護層を積層。

専用プライマー

下地とレオフィット防水シートの粘接着を強化するブチルゴム系プライマー

脱気用クラフトテープ

断熱材(硬質ウレタンフォームボード)

両面に特殊防湿面材がついた接着対応タイプの断熱材。

断熱材用接着材(モルタル系接着材)


ブチルゴム裏打ちの屋根材


レオフィット防水シート
(ブチルゴム系防水シート)

このページのトップ


特徴

圧倒的な耐風圧性能

風圧力(負圧)に対する屋根材の耐力は一般地域(※)において1.44(kN/m²)以上必要となります。レオフィットルーフの接着力は90.3(kN/m²)(70℃)~612.5(kN/m²)(0℃)あり、安全率63倍~425倍の耐風圧性能を有します。また、特殊粘性ゴムの優れた耐久性により、強度低下することなく、超長期的にその粘接着強度を維持します。

※建物高さ:20m、基準風速:34m、地表面粗度区分Ⅲ、切妻屋根 勾配20°の場合の一般部
(建築基準法施行令第82条5に基づく計算)

万全の防水性能

屋根材に裏打ちされた特殊粘性ゴム(厚さ1mm)による1次防水と、専用防水シート(特殊粘性ゴム/厚さ1.2mm)による2次防水とで形成される二層のメンブレン防水層が、長期にわたり信頼できる防水性能を確保します。

断熱欠損ゼロ

専用断熱材を屋根下地全面に接着張りするため、垂木による断熱欠損が生じません。断熱材に使用する硬質ウレタンフォームボードは、熱伝導率0.024W/m・Kと高い断熱性能により薄厚で省エネルギー基準を満たすことができます。

従来工法とレオフィットフールの構造比較図

断熱材の必要厚さ早見表

地域区分RC造
基準熱抵抗の値(m2K/W)断熱材厚さ(mm)
1・2地区3.075
3地区2.255
4-7地区2.050

省エネルギー基準(平成25年基準)

高い意匠性

屋根材に裏打ちされた特殊粘性ゴムと、専用防水シートを接着することで生み出される二重メンブレン防水層の高い防水性能と曲面追従性により、水仕舞いを心配することなく施工することが可能です。曲面形状や5/200までの緩勾配、球体や円錐形状など、従来の屋根工法では表現できなかった独創的な屋根をデザインすることが可能です。

※外断熱工法の場合は2次元屋根対応となります。

屋根葺き仕様

一文字葺き

古来からの一文字葺きの仕上がりで、和風・洋風に幅広くご採用頂ける意匠性の高い葺材です。粘接着工法ゆえ横にも縦にも斜めにも施工可能です。

一文字葺き オーダー

オーダーに応じてCADで割り付け、製作しますので、スピーディーで綺麗な現場施工が出来ます。外断熱工法の場合は2次元、無断熱工法の場合は3次元の屋根にも対応可能です。

スタンディング

定尺の屋根本体に竪ハゼ用成形キャップを併用した工法です。アール屋根にも対応可能で、シャープなラインを演出できます。

竪平葺き

レオフィットルーフ竪平葺きならば、従来の葺き方を超えた施工が可能です。屋根や壁、縦や横自在に屋根意匠を創り出せます。

瓦棒葺き

瓦棒の力強い線を残しながらアール屋根に対応できます。定尺なので現場形成も不要で作業性に優れます。

菱葺き

意匠性、機能性に優れている菱葺き工法。印象に残る屋根や壁を創り出します。CADで寸法を割り付けて製作しますので、現場作業効率も高く、美しく仕上がります。

多彩なデザイン対応

このページのトップ


施工

安心のメーカー責任施工

断熱材から防水材、屋根材まで一貫したシステム工法のため、各部材を組み合わせ、仕様を検討する必要はありません。また、長きに渡り安心してお使いいただけるよう、屋根の飛散・漏水に対して10年間の長期保証をご提供します。

従来の工法とレオフィットループの図面 屋根の飛散・漏水10年保証

施工手順

施工イメージ

下地素地状態の事前確認

断熱材張付け(RC造の場合)

専用接着材にて躯体に断熱材を張付けます。

施工イメージ

クラフトテープ貼り

断熱材のジョイント部に貼付けます。

施工イメージ

役物取付け

軒先水切り・けらば水切りの水下側の役物を取付けます。

施工イメージ

プライマー塗布

専用プライマーを下地に塗布します。プライマーの溶剤が揮発し、指触乾燥状態であることを確認して、防水シートを張付けます。

施工イメージ

防水シートの施工

水下から張付け、ゴムローラー等により十分に転圧します。

施工イメージ

墨出し

屋根葺き材の割り付けに従って墨出しを行います。

施工イメージ

屋根材施工

屋根材本体裏の離型紙を丁寧に剥がし、ハゼ掛かりを確認しながら墨に合わせて張付けます。

施工イメージ

水上役物取付け

役物用テープを金属板裏面全面に張付けて施工します。

検査

施工状況の確認(美観性)、接着状態の確認(打音検査)を行います。

施工イメージ

完成

備考条件

  • 躯体の不陸調整は別途となります。RC造の場合、普通モルタル金ゴテ押さえとしてください。(不陸は2mにつき3mm以内とする)
  • コンクリート・モルタル仕上げの場合は、打設後2週間程度の乾燥期間を設けてください。

使用材料一覧

断熱材(硬質ウレタンフォームボード)

基本物性
項目単位基本物性備考
熱伝導率W/m・K0.024at23℃
フォーム密度kg/m325以上 
曲げ強さN/cm215以上JISA 9511
圧縮強さN/cm28以上JISA 9511
ボード厚さ 20,25,30,40,50mm
(厚さが50mmを超える場合は
貼合わせ品となります)

レオフィット防水シート(ブチルゴム系防水シート)

ジョイント部の施工方法
規格
厚さ長さ
1.2mm1,000mm15m/巻

役物用テープ(ブチルゴム系テープ)

規格
厚さ長さ
1.0mm100mm15m/巻
205mm15m/巻
280mm15m/巻
430mm15m/巻

屋根材 レオフィットルーフ(ブチルゴム裏打ち)


レオフィットルーフ表面


裏面(ブチルゴム裏打ち)

規格寸法
葺き方働き寸法
一文字葺き 192mm×1,200mm
265mm×1,200mm
スタンディング410mm×1,200mm
竪平葺き450mm×1,200mm
瓦棒葺き480mm×1,200mm
平滑葺き 450mm×1,200mm
菱葺き419mm×419mm

※その他のサイズ・別途形状も承ります。詳しくは弊社営業担当までお問合せください。

金属種および板厚
金属種板厚 屋根30分耐火認定番号
ガルバリウム鋼板素地0.35mm~0.4mm FP030RF-9012
カラーガルバリウム鋼板
フッ素塗装
ガルバリウム鋼板
カラーステンレス鋼板
銅板0.3mm~0.4mm
硫化銅板
緑青銅板
チタン0.3mm
亜鉛合金板(LEO ZINC) 0.5mm FP030RF-1690

※屋根30分耐火認定番号の仕様詳細については、解説書をご覧ください。
耐火野地板は、竹村工業株式会社のTSボード(t=20mm以上)とします。

このページのトップ


納まり図ダウンロード

納まり図ダウンロード

このページのトップ

工法のご紹介

外断熱とは?

設計サポート

その他の商品