建築物ストックの有効活用が求められる中、国交省は老朽化対策として経年で劣化したタイルやモルタルの既存壁の維持・保全を重要課題としています。こうした背景には災害による既存壁の剥落事故の頻発があります。しかしその修繕には莫大な費用がかかる上、産業廃棄物という新たな環境問題も発生します。
私たちはこの問題に対し、タイルの剥落防止と外壁リニューアルを同時に行う「エクセルピンネット工法」、さらに建物の長寿命化を図るために外断熱を付加することも可能にした「エクセルピンネット外断熱工法」をご提案いたします。
長寿命化改修技術には安全性と経済性が不可欠です。エクセルピンネット工法は、脆弱な既存仕上げ層を強固に固定し、耐風圧力、耐地震力においても比類のない安全性を確保しました。また「輸送」「製造」「流通」「施工」コストのすべてにおける適正化を図ることで、「いいけど高い」ではなく「これなら使える」品質と価格を両立させました。