エクセルピンネット工法は日本国内において下記条件を満たし、外装材の剥落が懸念され改善を求められる建物の垂直壁に適用します。
■ 建物高さ
高さ45m以下とします。
■ 躯体構造
躯体はRC造、SRC造またはPCa造とし、既存仕上げ層の構成は次の通りとします。
- ①躯体+下地調整モルタル+仕上げ塗材面
- ②躯体+下地調整モルタル+タイル張り仕上げ面
- ③躯体+タイル張り仕上げ面
■ 既存仕上げ層の厚さと重量
既存仕上げ層の最大厚さは60mm、最大重量は150kg/m2とします。
■ 躯体状態
エクセルアンカーを規定の深さ(30mm以上)までねじ込むことができ、その引き抜き強度が3.0kN/本以上確保できる状態であることとします。
■ 既存仕上げ層の状態
既存仕上げ層は「国土交通省大臣官房官庁営繕部監修 公共建築改修工事標準仕様書」に準拠して、ひび割れ部、欠損部、浮き部の補修が適切に行われているものとします。