簡易シミュレーション

外断熱工法のメリットである、躯体の蓄熱による省エネルギー効果や室内温熱環境の安定化は、各種シミュレーションソフトにより事前の解析、定量化が可能です。新築時の各種スペック決定や改築時の重点強化ポイントの選定により、無駄が無くバランスの取れた計画と実施が可能となります。

省エネルギー基準適否判定シミュレーション

ご検討中の住宅の外皮断熱性能について、省エネルギー基準(平成25年基準)への適合可否を外皮平均熱貫流率基準と断熱材の熱抵抗基準の2つから簡易的にシミュレーションできます。

■ 外皮平均熱貫流率基準

住宅の壁、床、天井および開口部などから外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値による基準

使い方:
①地域区分を選択 ②各部位の面積を入力 ③各部位の構成部材および厚さを入力 ④「シミュレーションする」をクリック ⑤外皮全体の平均熱貫流率の適否を確認

建物用途:住宅 
UA (外皮平均熱貫流率)基準値 (W/㎡・K)
開口部比率
m
熱伝導率 厚さ
W/mK mm
W/mK mm
屋根または天井 熱伝導率 厚さ
W/mK mm
W/mK mm
熱伝導率 厚さ
W/mK mm
W/mK mm
外気に接する床 熱伝導率 厚さ
W/mK mm
W/mK mm
基礎外周 熱伝導率 厚さ
W/mK mm
W/mK mm
熱貫流率
w/㎡K

シミュレーションする

貫流熱損失合計
W/K
UA
(W/㎡・K)

■ 断熱材の熱抵抗基準 (外断熱工法)

各部位の断熱材の熱抵抗について、住宅の種類、および地域区分に応じて定められた基準

使い方:
①建物用途と地域区分を選択 ②各部位の面積を入力 ③各部位の断熱材および厚さを入力 ④「シミュレーションする」をクリック ⑤各部位の断熱材熱抵抗値の適否を確認

外断熱 
開口部比率
m
断熱材の部位毎の熱抵抗値【(㎡・K)/W】
熱伝導率 厚さ
W/mK mm
屋根または天井
熱伝導率 厚さ
W/mK mm
熱伝導率 厚さ
W/mK mm
外気に接する床
熱伝導率 厚さ
W/mK mm
基礎外周
熱伝導率 厚さ
W/mK mm
熱貫流率
W/㎡K

シミュレーションする

※平均日射熱取得率・設備の一次エネルギー消費量を加えた、省エネルギー基準の詳細な適否確認は、一般社団法人日本サステナブル建築協会の算定用プログラムをご利用ください。
省エネルギー基準 計算支援プログラム(独立行政法人 建築研究所)
http://www.kenken.go.jp/becc/index.html

二次元伝熱シミュレーション

コンクリート壁体内の熱の伝わり方をシミュレートします。例えば、外断熱、内断熱それぞれのコンクリート内の温度分布比較や、ベランダや屋上パラペット部などの熱橋の影響の比較検討、冬季夏季の比較を行い、熱橋の影響を受けやすい箇所、結露の恐れのある箇所を事前に把握します。その上で熱橋補強の方法や断熱厚さの仕様検討を行います。

使用ソフト:『INSYS 2次元伝熱 結露計算システム』

設計サポート内容


室内湿度が86%以上になると、理論上表面結露が始まります。(部材内での内部結露はありません。)

室内湿度が79%以上になると、理論上表面結露が始まります。(部材内での内部結露はありません。)

〈設定条件〉
●温度 外気温0℃ 室温18.0℃
●断熱材の厚さと熱伝導率
 壁:t=50mm、0.038W/m・K
 断熱補強部:t=25mm、0.034W/m・K
●躯体厚さ:200mm

上記の設定条件の場合、室内側の躯体最低温度は「断熱補強あり」が15.7℃「断熱補強なし」が14.4℃となります。断熱補強の有無による熱橋の影響、表面結露の発生について検討することが出来ます。

結露判定シミュレーション

ある温湿度環境条件下における結露域発生の有無を定常計算でシミュレートします。これにより、結露発生の危険性が高い部位を把握した上で、断熱材の材料選定や厚さ検討、設置位置の検討ができます。

使用ソフト:『INSYS 結露計算システム』

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